書を捨てよ、町へ出よう

Throw Away Your Books Rally in the Streets.

平野啓一郎 「自己を愛するために他人を愛しなさい」(TED×kyoto2012)


Love others to love yourself | Keiichiro Hirano | TEDxKyoto 2012

 

平野啓一郎

1975年愛知県生まれ、北九州市出身。京都大学法学部卒。1999年在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』により第120回芥川賞を受賞。(公式HPより)

平野啓一郎は新書『私とは何かー「個人」から「分人」へ』で「分人」という概念について語っている。「分人」とは平野が生み出した概念であり、「私」という存在を他者との関係性の中において見出す考え方である。確固とした唯一の私「個人」という概念へのアンチテーゼでもあり、例えると、“あなたと一緒にいる時の友人としての私も、親と一緒にいる時の素直になれないぶっきらぼうな私も、その全てが「ほんとうの私」である”という考え方だ。「人間の個性とは、その複数の分人の構成比率のことである(2012.09.28;現代ビジネスコラムより)」。

平野はその「私」という存在を追い続け、文学を通じて表現し続けているようだ。私はまだ彼の著書を読んだことがないので、早速本を購入してみることにしたのであった。