書を捨てよ、町へ出よう

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【本】岸見一郎,古賀史健『嫌われる勇気ー自己啓発の源流「アドラー」の教え』

 

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

 

 2019年読書1冊目

原因論で「殴られたから、父との関係が悪い」と考えている限り、いまのわたしには手も足も出せない話になります。しかし、「父との関係をよくしたくないから、殴られた記憶を持ち出している」と考えれば関係修復のカードはわたしが握っていることになります。(P.167)

・他者貢献とは「わたし」を捨てて誰かに尽くすことではなく、むしろ「わたし」の価値を実感するためにこそ、なされるものなのです。(P.238)

・自らの上空に他者貢献という星を掲げていれば、つねに幸福とともにあり、仲間とともにある!

そして、刹那としての「いま、ここ」を真剣に踊り、真剣に生きましょう。過去も見ないし、未来も見ない。完結した刹那を、ダンスするように生きるのです。誰かと競争する必要もなく、目的地もありません。踊っていれば、どこかにたどり着くでしょう。(P.280)

(メモ)

・私が親、彼女たち、彼らたちと接する時、今後の関係を「私は」どうしたいかをまず考える。過去の記憶からは考えない。

・「いま、ここ」を丁寧に踊るように(点の連続として)生きていれば、いつか何かが付いてくる。初めから終着駅があったわけではなく、着いた先がたまたまそうだっただけ。人生何が起こるかわからない。