書を捨てよ、町へ出よう

Throw Away Your Books Rally in the Streets.

日々のメモ

・まず大前提として、私は今の暮らしを愛している。亡きおばさまの自宅の一部を使わせてもらって、初めはホコリや虫やゴミひどい物だったのも、床が光るくらいになって。昔毎週末妹と一緒に母親に連れてこさせてもらって、おばさまにおいしい天丼とお蕎麦を出前とってもらって、みんなで一緒に低いローテーブルを囲んで食べたのを覚えている。今だにあの店を超える天丼の味を知らない。どちらかと言うと甘い味付けで、今でも思い出してもごくり、となるほど美味しい天丼だった。お店の名前はなんだったんだろう。

・15分くらい歩くと新宿都庁があって、バスに乗れば中高女子校時代に毎日通学した渋谷駅があって、思い出がたくさん同居している場所に暮らしている。

・親との距離も本当に今くらいがちょうど良い。友人たち、会社のひとたち、いろんな人たちとの関係性を見直して、一呼吸おいた距離を取ることができるようになった。昔の私はあんなにも寂しくて寂しくてしょうがなくて、誰かが近くにいてくれないとしょうがなかったのに、年を重ねるごとに気持ちが楽になっていく。要は私には一人になる時間が本当に必要だったんだろう。

・先輩とふざけたラインをしながらふとでた言葉が、結構言い得て妙だし、私の生き方考え方そのものなんじゃないかと思ったりした。「それはもうしょうがない。流れに身を任せるしかない。流れ着いた先はもしかしたら面白い世界があるのかもしれないし、流れて見なければわからない。それはそれで良いことです」。